転勤命令と労働基準法、就業規則、裁判事例

転勤命令と労働基準法、就業規則、裁判事例

会社から転勤を命じられた時、あなたならどうしますか?

もし家族が病気を患っていたら?

家や不動産などの大きな買い物をした直後だったら?

元々自分は地域限定採用のつもりだと思っていたら、突然言われたら?

会社からの転勤を伴う人事異動命令に関して、会社の持っている権利、社員の義務などについて整理してみました。

注意としては私は労働法の専門家ではなく、社内の法務なども担当したことがありません。

労働者が感じる転勤「命令」について述べさせていただきたいと思います。

転勤に関する正当性

  • 労働基準法 – 言及なし
  • 労働規則 – 多くの会社は転勤の正当性となる規則を持つ
  • 裁判 – 事例による

転勤に正当性があるのかと疑った時に、真っ先に思い当たるのが労働基準法です。

残業などと同様に、労働者を保護するための取り決めをしてくれていないだろうか、とやや期待しまが、しかし、転勤に関する規定は労働基準法には記載がないそうです。

会社と社員の間で交わされた契約内容はどうでしょうか?

一般的な会社においては就業規則や労働契約に、

「会社は業務の都合により必要がある場合は、従業員の就業する場所又は従事する業務の変更を命ずることがある」

という規則があるようです。

こうなった場合労働者は不利な状況になってしまいますが、必ずしも絶対に従わなければならない、というわけではないそうです。

裁判を起こし会社側の権利濫用が認められたケースがあり、

「会社業務上の必要性があるか?」

「不当な動機によってなされた命令ではないか?」

「労働者に特別な事情がないか?」

などが判断基準になるそうです。

裁判事例

転勤 – ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典(最終更新 2017年9月5日 (火) 07:20)に記載されている事例とその判例を読んでみると、個人では会社からの転勤命令の正当性を判断することは、難しいように感じました。

(ここでは結果に関する言及を避けます。判決の解釈に主観が混ざってしまうといけないため、詳細はリンク先でご覧ください)

個人的な考え

会社の命令が正当であれ、裁判事例が何であれ、自分が転勤することでデメリットが多いのであればそれを甘んじて受け入れる必要はないでしょう。

個人的な考えでは「転職」します。転職活動できないほど逼迫した状況であるのであれば、早い段階で一度、法律家に相談し、交渉結果によっては裁判も辞さない覚悟をします。

どちらにしても会社との関係は良くないものになってしまいますが、仕方ないでしょう。

とは言っても

もちろん、特別な事情がなく、なんとなくイヤ、、、と思っているだけならば、転勤を前向きに捉えて見てはどうでしょうか?

思いがけない不便も多いですが、その分新しいことがたくさん知れて楽しめるかも知れません。

参考

http://www.e-roudouhou.net/archives/1421
https://www.rosei.jp/jinjour/article.php?entry_no=55102
http://www.roudou.net/ki_gyomeirei1.htm
http://www.onyx.dti.ne.jp/~kinotaka/jouhou/idou.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%A2%E5%8B%A4#判例