転勤族シリーズ① 突然の転勤告知。不安な幕開け

転勤告知。それは前置きなしにやってきます。

 

これは、入社2年目で札幌への転勤が決まり、一人暮らしや転勤に大きな不安を抱えながらも、しみじみと転勤ライフを送っていくサラリーマンの物語。

 

K君のプロフォール

  • 1990年生まれ 現在27歳
  • 関東出身 実家在住
  • 新卒1年目を東京本社で勤務
  • ヒューマンリソース(人材系)の営業職

 

とある年度末

私は、都内の企業に営業職として入社し、1年目も終わりを告げようとしていました。年度末の3月初旬、個人でもチームでも目標数字を必死で追って、年度目標達成へのラストスパートをかけていました。

 

 

そんな時、いつも通りオフィスで作業を行っていると、同じチームの先輩から、「3月上旬辞令があるのよ。もしかしたらKもどこかへ異動になるかもね。まあ私もわかんないけど。」と話を聞きました。自分には関係ないことだと思い、話を聞きながらも受け流し仕事を続けていました。

 

その頃は、ようやく自身の担当するマーケットのことも少しずつ理解し始めたころ。そして、自分の仕事自体のおもしろみ、顧客と仕事をすることの難しさと充実感を感じてきていた頃でした。

 

上司とのミーティング

辞令の日を数日後に控えたある日、上司と別件でミーティングを行なうため、会議室で話し合いを行っていました。元々の議題も終了し、片付けを行っていた際です。

 

上司「K、今日はもう一つ話があるんだ」

 

K「(あら、なんかまた自分まずいことしたかな?クレーム出したのか。。。)」

 

上司「K、異動になった。」

 

K「?」

 

K「・・・・・・・・?????」

「(まずは話を聞いてみないとわからない)」

 

 

K「どこの部署ですか?」

 

上司「札幌の⚪︎⚪︎部署。」

 

K「ん、札幌ですか?」

 

上司「そう」

 

K「本当ですか?冗談じゃないですよね?」

 

上司「まじ!」

 

 

一気に心拍数があがり、なぜかわからない興奮状態が襲ってきました。この時はさすがに、営業数字や仕事のことは忘れました。「あれ?これ本当かな?」「いや、、、うん。まじで?」と心でつぶやく自分。

再度、上司に聞いてみる。

 

K「これって、本当の話ですか?」

 

上司「本当だよ!!」

 

転勤告知3分後、状況を理解し始める

ようやく状況を理解し始めました。保育園、小学校、中学校、高校、大学、社会人と地元の神奈川県川崎市の実家暮らしており、地元以外で生活をしたことがない自分。加えて、一人暮らしさえもしたこともない自分。

また、北海道という土地にも行ったことはありません。知り合いも全く思い浮かびません。そして、何よりもKは、寒さが非常に苦手なのです。苦手な強烈な寒さが待ち受ける北海道。

 

 

何度上司へ確認したか。無駄に複数回確認しました。

 

上司から、具体的な配属先、配属日程、引き継ぎ日程など、必要最低限の情報を提供してもらい、そのミーティング自体は終了しました。

 

すぐさま母親へLINE

会議室を出るなり、そのまま自席へ戻る気持ちにはならなかったので、その足で喫煙所へ直行。心を落ち着かせます。とにかく誰かに共有したい気持ちだったので、LINEで母親に連絡。

 

K 「緊急速報 札幌へ転勤が決まりました。」

 

母「は?うそでしょ?」

 

 

母親も仕事だったにもかかわらず、即既読、即返信がありました。

 

どうも、K一家は疑い深い一家のようです。正式な決定であることと、今後のスケジュールを伝えました。

気持ちが落ち着いてから、自席へ戻りました。目の前には、営業目標、自身で計画した行動目標が山盛りで待ち構えています。ひとまず、目の前の仕事に集中しよう。

 

 

通常通りの仕事へ戻り、就業時間を終えて、通常通り帰宅をしました。帰り道、まだ信じられていない自分がいます。最寄り駅から自転車で帰宅しながら、様々な妄想・疑問・不安・期待・興奮と、実に多様な感情が湧き溢れてきます。

 

 

転勤に関する止めどない疑問と不安

「札幌ってどんなところ?」

「やばい、全く知らない人たちと仕事をするんだ。」

「一人暮らししたことないけど、生きていけるのか?」

「というか引っ越しってどうやってするんだ?」

「引っ越しとか、転居先の敷金とか、お金めっちゃかかるじゃん」

「うち母親一人だけど、何かあったらどうすればいいの?」

「友達いないじゃん。お酒のめなくなるじゃん。」

「というか北海道って極寒でしょ?絶対無理だって。寒いのきらいでしょ自分」

「札幌のどこすめばいいんだ。友達いるか?いや、北海道住んでいる友達全く思い浮かばない。帰ったらFacebook検索や。」

「早く誰かに話したい。」

「どのくらいの期間転勤するんだろうか?」

「恋人との関係ってどうなるんだろう?」

 

 

お金、家、友達、家族、仕事、恋人、衣食住など。転勤とは、居住地が変わること。それゆえ、自分の生活圏が変わり、また文化や気候も異なった土地で生きていくことです。そんなことを、ママチャリに乗りながら一人しみじみと感じていました。

 

転勤告知。それは突然やってきます。

 

次回以降は、告知から実際に転勤までを描いていきたいと思います!